
日本の「小学1年生」に合わせてマレーシア移住を検討されるご家庭がとても多いのですが、実は 意外な落とし穴があります。
ご面談時に「え?そうなの?」と驚かれるご家庭も多いので、この記事を作成することにしました。マレーシアのインター校では、カリキュラムによって学年の区切りや入学年齢が異なるため、事前にしっかりと確認しておくことが重要になります。
”区切りの良い”インター校入学のタイミングとは?
マレーシアはイギリスの影響を受け、多くの学校ではケンブリッジ式のカリキュラムを採用する学校が多くあります。
どのご家庭も、新たな生活をスタートする区切りが良いタイミング、気になりますよね。
では 何をもとに「区切りが良い」と定義をするかですが、
「現在、在籍する日本の学校を軸とするか?」
それとも 「次に通うマレーシアの学校を軸とするか?」
この判断により実は、インターの入学するタイミングが変わります。意外と理解されていない、インターの1年生になるタイミングをご紹介いたします。(ケンブリッジ式の場合)

上図のように 4〜8月生まれのお子さまは、年中さんの夏(8月)からYear 1としてスタート(9月~3月生まれのお子さまは年長の8月からYear1が始まります)
日本では同じ学年になるはずの子ども同士でも、マレーシアでは生まれ月によって学年が分かれることがあるのです。さらに、イギリス式は進級時期も早いため、日本の小学校1年生に合わせて入学されると 夏過ぎには「え、もうYear 3に?」と驚かれることも多いです。
日本の感覚で「まだ年中さん♪ 小学校入学に合わせてマレーシアへ!」と思っていたら、マレーシアではすでに Year2やYear3になってた💦…と驚かれる保護者様も 少なくありません。
ポイント!「英語の基礎」はYear1&Year2 で学ぶ!
Year 1〜2は、英語の土台づくりのゴールデンタイム。
英語の音「フォニックス」をYear1&2でしっかり学びます。それに合わせ、多読を行うのがインターの学習方法!
なぜ、音「フォニックス」が大切?
「ケーキ」はCakeと英語で書きます。
これは多くの大人は知っていると思います。なぜならば、我々大人は単語として「暗記」したからなのです。
しかしながら、フォニックスを学んだ子ども達は「暗記」ではなく、「音」として分解し、「単語を読むことができる」ようになり、また、「初見で聞いも書くこともできる」ようになります。暗記に頼らない英語の学びです!
下図をご覧ください(※カタカナ読みは望ましいものではありませんが、例としてわかりやすく解説するために使用します)
CやKは「クッ」と発音し、a_eは「エイ」
本来「a」は「ア」と発音しますが、eがつくことで「エイ」に変換します。

このようにアルファベットの音に加え、コンビネーションとしての音の学びもしっかり実施するのが Year1&2なのです。とっても重要な学年ですよね!
カリキュラムによってこんなに違う!学年基準の考え方
お子さまがどの学年からスタートするかは、ご家庭の状況によってさまざまです。
必ずしもYear1からの入学が最適というわけではなく、「入学を決断したとき」こそが、そのご家庭にとって最良のタイミングと言えるでしょう。
とはいえ、「もう少し早く知っていれば…」というお声も多くいただきます。
本記事が、学年選びに関する理解を深める一助となれば幸いです
また、同じ「小学1年生」と言っても、国や教育制度ごとに学年の区切りが違うため、事前確認の為にこちらをご参照ください。
カリキュラム毎の学年の違い
学校により多少の違いがあることをご了承ください。
4月時点での各カリキュラムの学年表です。(8月ではイギリス式、アメリカ式、IB式は学年があがります。)

まとめ
マレーシアのインターナショナルスクールには多くのカリキュラムが存在し、学年の考え方もさまざま。
この違いを理解せずに入学を決めると、「思ったより早く高学年に進んでしまった」「基礎を飛ばしてしまった」など、子どもの負担になるケースも少なくありません。逆に、現地の学年基準に合わせれば、英語の基礎をしっかり固め、安心してステップアップできます。
GLOBRIDGEは、お子さまの誕生日・英語力・性格を踏まえた上で、最適な学年と入学時期をご提案しています。初めての海外校選びでも、現地視察や学校とのやり取りまで一緒に伴走しますのでご安心ください。
「うちの子は何年生からがベスト?」
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